【お家で逆子ケア】なぜ逆子になるのか【原因】
こんにちは。MIYUです。
普段は鍼灸師として女性専門の訪問鍼灸を行っております。
以前、『逆子』のセルフケアで簡単にできるお灸のツボをご紹介しました。ブログはこちら↓
今回は、『逆子』と鍼灸について深堀したいと思います。
✅本記事の内容
|
もし逆子にお悩みで、鍼灸治療受けてみたいと考えている方はぜひ参考にしてください♪
目次
『逆子』の原因
西洋医学的
実は、西洋医学的に逆子の原因は不明です。
東洋医学的
一方、東洋医学的には…
「お母さんの身体やお腹のバランスが整っていないから」
と、考えられています。
たとえば、通常赤ちゃんの頭は下を向いているものですが、"バランスが悪い"状態だと、お腹の中の赤ちゃんは
「ママのお腹は上の方が温かくて気持ちいいなぁ~」
と感じて、上を向いてしまう、そんなイメージです。
とはいえ、必ずしも下半身の「冷え」が原因というわけではありません。
冷え性の方でも逆子にならない場合もありますし、冷え性ではなくても逆子にならないとは言い切れません。
そんな逆子の治療法として東洋医学では、鍼とお灸を使って少しずつお母さんの身体のバランスを整えていきます。そうすることで、「お腹の下も気持ちいいな~」と赤ちゃんが感じ、自然と正常の向きに戻るのを促します。
稀な例
稀に、どうしても物理的に治らないこともあります。
それは…
・へその緒が首に巻き付いている
・骨盤に挟まっている
などの場合です。
これを見抜くことは難しく、逆子が治らず帝王切開した時に、はじめてわかるケースが多いです。
ですがこの例はとても稀なので、焦らず出来ることはやって、赤ちゃんが大きくなった時の思い出話にしましょう🌸
はじめる時期と成功率
先に結論をいうと、早ければ早い方がいいです!
<流れ>
大体、27~28周期の検診で『逆子』と言われます。
↓
そのまま治らなければ、34週目に帝王切開の手術日程を決めます。
↓
37週目か38週目に手術日を向えます。
では、逆子治療はいつから始めればいいのでしょうか?
時期と成功率
目安は以下です。
●『逆子』治療の時期と成功率●
・28~30週 90%
・30~32週 80%
・32~34週 60~70%
・34~36週 40~50%
・36週~ 10%
36週を過ぎると治る確率がガクッと下がることがわかります。
この時期の方には『諦める』決断より、『後悔しない』選択をしてもらいたいです。
実際のエピソード
以前担当した方のミラクルエピソードをご紹介します。
ある方は『逆子』が治らず帝王切開の2日前に来院され、「やれることは何でもしたい」ということで、鍼灸を使った逆子治療を行いました。
そして、手術当日に検査したところ・・・なんと、逆子が治っていたため、お腹を切らずに自然分娩で無事に出産されたそうです。
そんなミラクルを引き寄せたその方の選択と赤ちゃんのナイスタイミングアシストがドラマをうみました…。
素晴らしい!☺
鍼灸治療のペース
通う回数
逆子治療のペースは多くの方が気になるところでしょう。治療院にもよりますが、ここでは当院の基準でご紹介します。
まず前提として、回数はある程度必要であることを覚えておいてください。
何回か回数を重ねて徐々にお母さんの身体のバランスを整えていくからです。
<通院ペースの例>
・なるべく検診日の前日に受ける
・2週に1回の検診なら、中3日のペース
・1週に1回の検診なら、2~3日に1回のペース
初回のカウセリングで予定を組みますので、スケジュール帳をお忘れなく♪
内容
ここからは当院で行う施術の流れをご紹介します。
<施術の流れ>
1. お腹を触診し、頭の位置確認
↓
2. 仰向け:両足の手技マッサージ
↓
3. 横向き:鍼灸治療
↓
4. 横向き(反対):鍼灸治療
上記のような流れでだいたい45分ほど時間を要します。
鍼灸治療の場所は、膝から足先がメインです。
当院は訪問型なので、お布団やマットレスを準備してもらえれば出かける手間はないですよ(*^^*)
『Personal Body Carelist』公式ホームページ
まとめ
『逆子』治療で一番大事なことはメンタルケアだと思います。
すごくナイーブな時期です。
「なんで私だけ?」
「これが悪かったのかな?」
「私のせいなの?」
と自分を責めてしまいがちです。
以前、マタニティケアスクールのセミナーに参加した際、「マインドフルネス」の講義を受けました。
そこで、先生がこんな言葉を言っていました。
『あなたには十分、産む準備が出来ているから、新しい命が宿っているんですよ』と。
私はまだ子供はいませんが、現役先輩ママさんを全力で応援します(^^)/
ではまた!