ブログ

Blog

【眼精疲労】ドライアイ、目がかすむ方は『肝血虚』『肝腎陰虚』タイプ|東洋医学的な分類

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回は『眼精疲労』について東洋医学の観点からお話します。

「パソコン作業が多くて目が疲れる。」

「目が疲れてくると頭痛になります。
セルフケアできるツボはないですか?」

という方に、タイプごとにまとめてみました!

また、『肝血虚』『肝腎陰虚』タイプにおすすめツボも紹介します。

今回の流れは↓

  1. 2タイプ分類
  2. 詳しい説明
  3. おススメのツボ紹介
では、始めていきましょう♪

なお、注意が必要な症状はこちらをご覧ください↓

【眼精疲労】注意が必要な目の疲れ3パターンまとめ|鍼灸が教えるツボ3選

目次

2タイプ分類

〈東洋医学的な考え方〉
目を連続的に使用すると疲労しやすく、眼球の脹痛、視力低下、めまい、頭痛、まぶしい、目を閉じると痛いなどの症状が現れるものを眼精疲労と言います。
通常であれば十分に休息をとれば回復します。

〈あなた何タイプ?〉
眼の使い過ぎによるものは、目への清血の供給が間に合わないためです。
またもともと清血が不足している人はいっそう眼精疲労が起こりやすいです。

①肝血虚タイプ
→肝血虚になると目を充分に栄養できなくなるので眼精疲労が起こります。

②肝腎陰虚タイプ
→遠視、近視、老視および日頃から身体が弱いものが目を使い過ぎて気血を消耗すると眼精疲労が起こります。
これは肝腎の精血が不足していて、目を充分に栄養できないためです。

①が進行すると②に発展します。
詳しく説明していきます。

肝血虚、肝腎陰虚の眼精疲労について

〈病態〉
目を使い過ぎて清血を消耗したり、もともと精血が不足しているために目への供給が十分でないと眼精疲労、目の渇き、目がかすむ、視力低下などの症状が現れます。
肝は筋を主っていますが、血が不足しうまく筋を栄養できないと、手足のしびれ、ふるえ、拘急などが起こります。

〈主な症状〉
・眼精疲労
・目の渇き
・目がかすむ
・視力低下
・目の脹痛

〈その他の症状〉
・めまい
・耳鳴り
・忘れっぽくなる
・胸脇苦満
・手足のしびれ
・ふるえ
・拘急

などがみられます。
次にセルフケアで使えるツボを紹介します。

おススメのツボ

〈アプローチ〉
清血の不足を補い、また局所の経絡気血の循環を改善する目的で鍼灸を施します。
セルフケアでは、紹介するツボを指圧(3秒押す→離す×5回)を行ってください。

太谿:たいけい

"水"に関わる経絡のツボで、『むくみ』の強い味方です!
冷え性の方にもピッタリです。

経絡:足の少陰腎経
筋肉:長趾屈筋、アキレス腱
血管:後脛骨動・静脈

探し方:内くるぶしとアキレス腱の中間。少しくぼむところ

太衝:たいしょう

肝臓や筋肉、眼を司る「肝経」のツボです。

足先に流れる足背動脈という血管に触れやすいツボなので、ここをピンポイントで刺激すると足先全体に効いていきます。
他にも肉体疲労、精神的ストレス、眼精疲労、肝臓の疲れにも効果的です。

経絡:足の厥陰肝経
筋肉:長短母指伸筋、長趾伸筋
血管:足背動脈

探し方:足の甲の、親指と人差し指の間で体感の方に擦り上げて骨にぶつかるところ

三陰交

婦人科系の悩みの万能ツボです!
このツボは、足の三陰経(脾経、腎経、胆経)が交わると言われており、
主に女性の体全体の【バランス】を整えます。
冷えからくる生理痛や、イライラにも効きます。

経絡:足の太陰脾経
筋肉:長趾屈筋、後脛骨筋
血管:後脛骨動・静脈

探し方:内くるぶしの頂点から上に指幅4本分(3寸)の所、骨の横

攅竹:さんちく

このツボは、頭痛、眼疾患、眼瞼下垂や眼瞼痙攣に効果があるとされています。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:眼輪筋、前頭筋、皺眉筋
血管:滑車上神経動・静脈

探し方:眉毛内端の陥凹部

風池:ふうち

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。

経絡:足の少陽胆経
筋肉:胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈、椎骨動・静脈(脳を栄養する)

探し方:頭の付け根で、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部との間の陥凹部

天柱・風池は見つけるのが難しいときは、頭の付け根をマッサージしてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?

私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ