ブログ

Blog

【眼精疲労】注意が必要な目の疲れ3パターンまとめ|鍼灸が教えるツボ3選

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回は『眼精疲労』についてお話します。

「パソコン作業が多くて目が疲れる。」

「目が疲れてくると頭痛になります。
セルフケアできるツボはないですか?」

という方に、まとめてみました!

また、使い過ぎによる目の疲れにおすすめツボも紹介します。

今回の流れは↓

  1. 眼精疲労
  2. 注意が必要なもの
  3. 最も一般的な『眼精疲労』の説明
  4. おススメのツボ紹介
では、始めていきましょう♪

目次

『眼精疲労』とは?

〈現代医学的な考え方〉
眼精疲労とは『視作業を続けることにより容易に目が疲れ、視力減退・複視・眼痛・頭痛などを訴え、時には悪心・嘔吐をも起こすような状態』を言います。
健常者であっても近見作業の都度、持続時間、環境により眼の疲れを起こしえますが、健常者では疲労しない都度の眼の使用でも眼が疲れるものを病的とします。しかし、最近では過度の視作業(パソコンや、スマホ作業など)による眼精疲労を訴える患者さんが増えてきました。

注意が必要なもの

〈こんな症状に注意してください。〉


□初期にはしばしば眼精疲労を訴る
□しだいに進行の緩やかな視力障害や視野の狭窄が生じる
→原発解放隅角緑内障


□眼精疲労
□異物感
□掻痒感
□上記の症状が特に夕方になると強く感じる
→慢性結膜炎


□視作業を行わなくても発症
□特に起床時から午前中に強く、午後は楽になる
→うつ病、ヒステリーなどの神経症

次に一般的な眼精疲労について詳しく説明します。

鍼灸が適応となるもの

健常者の調節機能低下による眼精疲労が適応となりますが、下記の疾患に対照的に治療して、眼精疲労症状の改善が期待できることがあります。

①特に夕方になると強く感じる
→低血圧症、更年期障害などによる全身疲労性眼精疲労

②疲れると物が二重に見える
→斜位、輻輳不全などの筋性眼精疲労

③疲れるとぼやけて見える
→乱視、遠視などの調節性眼精疲労

一般的な眼精疲労について

〈病態〉
近年の程度・持続時間・環境の過酷な条件下で視作業(VDT作業など)での毛様体筋の疲労などによる眼の調節機能低下から眼精疲労が生じます。

〈症状〉
疲れてくると物がぼやけて見え、近距離視力の減退を訴えることが多いです。
また、眼痛や前頭部の圧迫感が生じ、ひどくなると悪心・嘔吐を起こすことがあります。

※眼位、視野、眼圧の異常は見られません。
次にセルフケアで使えるツボを紹介します。

おススメのツボ

〈アプローチ〉
眼の毛様体筋や調節機能の疲労の改善を目的に、眼の周囲および後頚部の筋緊張、圧痛、硬結などの反応がみられる経穴に鍼灸治療を行います。
セルフケアでは、紹介するツボを指圧(3秒押す→離す×5回)を行ってください。

攅竹:さんちく

このツボは、頭痛、眼疾患、眼瞼下垂や眼瞼痙攣に効果があるとされています。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:眼輪筋、前頭筋、皺眉筋
血管:滑車上神経動・静脈

探し方:眉毛内端の陥凹部

太陽:たいよう

経絡にも属さず単独で存在するもので独特の効果を持っている「奇穴」のひとつです。
眼の症状と頭痛に効果があります。

探し方:眉尻の横の陥凹部

風池:ふうち

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。

経絡:足の少陽胆経
筋肉:胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈、椎骨動・静脈(脳を栄養する)

探し方:頭の付け根で、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部との間の陥凹部

天柱・風池は見つけるのが難しいときは、頭の付け根をマッサージしてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?


私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ