【慢性腰痛】腰や膝のだるさは『腎虚タイプ』|東洋医学からみた腰痛
腰や膝のだるさ、無力感、鈍痛はありませんか?
今回は、慢性腰痛いわゆる『腎虚による腰痛』について東洋医学的視点から解説して、もしなった時に使えるツボも紹介します。
本題に行く前に、東洋医学的にみた腰痛を3パターンに分類してみました。
- 急性タイプ:気血阻滞による腰痛
- 慢性タイプ:寒湿による腰痛
- 慢性タイプ:腎虚による腰痛
今回は3番を詳しく見ていきます。
早速、見て行きましょう♪
目次
腎虚による腰痛
『腎』は腰と関係があります。
膝は『肝』と関係があります。
腎虚になると腰や膝のだるさ、無力感、鈍痛が起こります。
症状
・全身の虚弱症状が著しくあらわれる。
・慢性的な腰下肢のだるさ。
・無力感
・鈍痛
・疲れると増強し、横になると軽減する
このような症状が起こる。
アプローチ
腎を補い、経絡気血の運行を改善する。
鍼で補法し、お灸も併用する。
おススメのツボ
腰部は全体的に気持ちのいい温度で温めてください。
環跳:かんちょう
横向きに寝て、股関節を屈曲させた姿勢でもできます。一番くぼむところです。
経絡:足の少陽胆経
筋肉:大殿筋、大腿方形筋
血管:下殿動脈
探し方:仙骨裂孔(尾骨の上部の一番出っ張っているところ)と大転子の頂点を結んだ線上の大転子頂点から1/3。
委中:いちゅう
四総穴という身体を4部分に分けて各部を治す経穴のひとつで、「腰部と背部」は委中と言われています。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:腓腹筋内側頭・外側頭
血管:膝窩動・静脈
探し方:ひざ裏のシワの中央、膝窩動脈拍動部
太谿:たいけい
"水"に関わる経絡のツボで、『むくみ』の強い味方です!
冷え性の方にもピッタリです。
経絡:足の少陰腎経
筋肉:長趾屈筋、アキレス腱
血管:後脛骨動・静脈
探し方:内くるぶしとアキレス腱の中間。少しくぼむところ
まとめ
いかがでしたか?
腎虚の方は心も身体も弱っているので、無理をせず養生してください。
私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
ではまた!
(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社