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【メニエール病・突発性難聴】耳鳴りと難聴について|注意したい症状

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回は、『耳鳴りと難聴』についてまとめたいと思います。

大きく現代医学ではどのように考えられているのか、注意すべき症状、また女性に多い『メニエール病』や『突発性難聴』や『中耳炎後遺症』などの『無難聴性耳鳴り』について深堀して行きます。

では、始めていきましょう♪

 

目次

耳鳴りと難聴

〈難聴〉
聴力の低下を難聴と言います。
・伝音難聴…外耳、内耳の伝音機構の障害
・感音難聴…蝸牛より中枢側の障害
・混合性難聴…伝音機構と、感音機構の両方の障害
この3パターンがあります。

〈耳鳴り〉
外界から音の刺激がないのに感じる音感を耳鳴りと言います。
・他覚的耳鳴り…筋肉の痙攣、血管雑音など体内に音源があり、第3者にも聴取できる振動性耳鳴り
・自覚的耳鳴り…患者のみ聞こえる非振動性耳鳴り
の2パターンあるが、他覚的耳鳴りは稀です。

耳鳴り患者さんの多くは難聴、めまい、耳閉感などの耳症状による耳鳴りが多いですが、脳血管障害、高・低血圧症、貧血、糖尿病、甲状腺腫などの全身疾患、あるいは自律神経系や精神的な要因などによっても耳鳴りは生じます。

鍼灸の主な対象は無難聴性耳鳴りですが、慢性症状で難聴を伴う(メニエール病、突発性難聴、中耳炎後遺症など)あるいは難聴に対照的に鍼灸治療を行い、自覚的な改善がみられることがあります。

注意が必要な症状

〈こんな症状には注意〉
①音は聞こえるが何を言っているかわからない場合
→中枢性の難聴

②片側の耳閉塞感を伴う難聴
→耳垢栓塞、外耳異物など

③急性に発症した難聴の早期で、原因や障害の部位が明らかでない場合
→中耳炎、突発性難聴など

無難聴性耳鳴りについて

〈原因〉
無難聴性耳鳴りとは耳鳴りがあるが、聴力検査で聴力障害がないもをいいます。
耳鳴りは難聴と同様に、聴覚路の直接的または間接的な障害により生じると考えられていますが、まだ詳しいことは明らかになっていません。

〈症状〉
・自覚的な聴力低下はなく耳鳴りのみ症状
・耳鳴りはキーン、ジーンといった自覚的な表現
・頚肩のコリ、後頭部の頭重感
・疲労、睡眠不足、精神的興奮により症状が悪化
・睡眠、安静により耳鳴りが改善

〈アプローチ〉
自律神経を調節し、内耳の血流改善を目的に施術します。
耳周囲や後頭部の圧痛、硬結、筋緊張などの反応のある経穴、反応点に施術します。

耳のツボ

耳門:じもん

名前の通り耳穴の入り口にあり、聴宮・聴会とともに耳鳴り、難聴など耳に関する治療によく用いられます。

経絡:手の少陽三焦経
血管:浅側頭動・静脈

探し方:耳珠上の切痕と下顎骨の関節突起の間、陥凹部

聴会:ちょうえ

耳門同様、耳の疾患によく使われますが、顎関節症の圧痛点ともなるツボです。

経絡:足の少陽胆経
血管:浅側頭動・静脈

探し方:珠間切痕と下顎骨関節突起の間、陥凹部
    (口を開けた時、珠間切痕前方にできる陥凹部)

翳風:えいふう

耳下腺というリンパ節があるので、顔のむくみやフェイスラインなどの美容にも効果的なツボです。

経絡:手の少陽三焦経
筋肉:顎二腹筋、耳下腺
血管:後耳介動・静脈

探し方:耳たぶの後方、乳様突起下端前方の陥凹部

頚肩のツボ

完骨:かんこつ

耳の後ろの頭の付け根を触ったまま、首を左右に動かすと盛り上がってくるのが乳様突起です。

経絡:足の少陽胆経
筋肉:後頭筋
血管:後耳介動・静脈

探し方:乳様突起基底部の後下方陥凹部。

風池:ふうち

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。
天柱と一緒に首の付け根中心にマッサージしてあげましょう。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈(顔面や皮膚を栄養する)

探し方:頭の付け根で、頭半棘筋の外縁。

まとめ

いかがでしたか?
自律神経の乱れは、日頃の『環境的ストレス』『肉体的ストレス』『精神的ストレス』が原因となっています。
「病気ってほどじゃないから…」
と放置せず、しっかりご自身の身体と向き合うきっかけにして下さい。

私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
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(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

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