座り作業でお尻が痛いOL さん必見!「坐骨神経痛」かも
こんにちは!出張鍼灸師のMIYUです。
最近デスクワーク中に腰やお尻が痛くなることはありませんか?
「運動してないし、同じ姿勢だからこってるんだな~」
という認識でも全然問題ありませんが…
もし症状がずっと続いていたり、痛みが強いようであれば
【坐骨神経痛】かもしれません!
もしもの為に頭の片隅に引っ掛けてもらえたら幸いです。
早速みていきましょう♪
目次
座骨神経痛とは?
まずは【坐骨神経痛】の坐骨神経についておさらいします☆
(ややこしくてすみませんw)
ヒトの場合、腰仙骨神経叢から始まり総腓骨神経と脛骨神経に分かれて終わる。腰仙骨神経叢を構成する末梢神経のうち坐骨神経をなす物は第4、第5腰神経と第1〜第3仙骨神経である(L4〜S3)。
坐骨神経の走行は、腰仙骨神経叢を出た後、梨状筋の前面を通り、下殿神経と共に大坐骨孔(梨状筋下孔)を通って骨盤外へ出て、大腿後面(大殿筋と大腿二頭筋の前面)を下行し、大腿屈筋群(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)と大内転筋へ筋枝を分枝し、膝の裏(膝窩)の上方で2終枝(総腓骨神経と脛骨神経)に分かれる。
症状として坐骨神経痛がある。
引用:Wikipedia
すっごい複雑で意味わかりませんよね!
つまり…
わかりやすく言うと坐骨神経というのは、
腰(L4~S3)から出ている神経
腰→お尻の内側→太ももの裏→膝の裏で2つに枝分かれして足に行く
こんな走行をする神経です。
下半身の主に後ろ側を支配するボスだと思ってください☺
(ちなみに前側は大腿神経がおさめてます✌)
座骨神経痛の原因
次になぜデスクワークをすると痛くなるのか。
簡単にお伝えすると、座る姿勢はお尻や腰に上半身の重さが乗っかり、つぶれた状態が続くからです。
姿勢が悪いと背骨の生理的湾曲(S字カーブ)が崩れ、より圧迫が強くなります。
そうすると、先ほどおさらいした坐骨神経の通り道(特に腰とお尻)がつぶされてしまい症状が出てしまうのです。
症状
□慢性的な腰痛
□座っているのが辛いくらい鋭いお尻の痛み
□ふくらはぎの張りやむくみ
□下半身の冷えや痺れ
こういった症状が考えられます。
鍼灸治療
鍼灸治療では、神経を圧迫している筋肉を緩める治療をしていきます。
腰部ではL4~S1の背骨の際(仙棘筋、多裂筋)に向けて鍼
臀部では梨状筋、中殿筋に鍼
(上髎、次髎、中髎、下髎×左右=八髎穴)
↓に添付した写真の「八髎穴」に鍼やお灸も効果的
さらに、鍼に電極をつなげて筋肉をピクピク動かす電気パルスも有効です。
セルフケア
「鍼は怖いし、たまに痛くなるだけだから治療院に行くほどではないな~」
という方におススメのセルフケアをご紹介します。
腰を温めること
お尻にクッションを敷くこと
この2つ!
電子レンジで温めたタオルやホッカイロを腰にあてたり、夜はしっかり湯船につかって温まってください(^_-)-☆
まとめ
フルタイムで椅子に座ったままは大変ですよね?
「集中しているといつのまにか何時間も…」
なんて方もいらっしゃいますが、同じ姿勢でいることは少なからず体にはストレスがかかっています。
なお、【坐骨神経痛】とは病名ではなく、坐骨神経に関わる症状の総称です。
坐骨神経痛の症状は個人差があり、今回の症状は比較的軽度なものです。
年齢やお仕事の内容によっては軽度なものから重度なものまで様々な症状が考えられます。
少しでもご自身の身体に違和感を感じたら、
その”痛み”に対して、大切に向き合ってあげてください(^^)
ではまた!