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【発疹】発熱や関節痛が伴うものは注意|ゴムの締め付けで痒い時

こんにちは!鍼灸師のMIYUです。

今回は『発疹』について

  • どんなものか?
  • 注意が必要な症状
  • 蕁麻疹の2パターン

をお話します。

現代医学的な観点からみていきます。

始めていきましょう♪

 

目次

『発疹』とは

鍼灸の現場で問題になるのは、いわゆる蕁麻疹(膨疹)と帯状疱疹です。
(帯状疱疹については後日、説明します。)

〈蕁麻疹の原因〉
蕁麻疹の原因には、アレルギー性蕁麻疹のほか血管炎やエリテマトーデスなどがあります。
しかし、アレルギー性蕁麻疹でも、慢性扁桃炎や慢性歯根炎、結核などの原病巣があり、それに対するアレルギー反応として起こるものもあります。

注意が必要なもの

①紫斑、水疱、色素沈着などを伴うもの
②簡単には治らないもの
③発熱、関節痛を伴うもの
④他の部位に慢性炎症をもつもの

以上の症状がある場合は、病原巣の存在、もしくは全身性血管炎、全身性エリテマトーデス、HB抗原血症などの重篤疾患の存在している場合が多いので、早めに皮膚科へ行きましょう。

『アレルギー性蕁麻疹』について

〈病態〉
アレルギー反応によって皮下の血管の透過性が高まることによって起こります。

〈症状〉
寒冷や温熱などによる刺激が誘因になって、体のあちこちが赤く腫れあがり、これが次第に広がって一緒になり"地図"のようになります。
心理的ストレスや疲労などによっても発症する場合があります。発疹ができると非常に痒いですが、発疹が治まるにつれてかゆみも消えていきます。

人口蕁麻疹

〈病態〉
ベルトやゴムの締め付けなどの接触刺激が誘因となります。

〈症状〉
刺激を受けた比較的限局された場所に発疹が起きます。

人口蕁麻疹の対処法

〈アプローチ〉
発症時は神経興奮の鎮静を、間欠期は反応を起こしやすい体質を改善することに目標をおきます。

セルフケアで体質改善のツボをいくつか教えます。

天柱:てんちゅう

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈(顔面や皮膚を栄養する)

探し方:頭の付け根で、頭半棘筋の外縁。
風池といっしょにマッサージしてあげましょう

曲池:きょくち

小腸大腸の消化運動と、排出をつかさどる経絡のツボです。
便秘症の方にもおすすめです。

経絡:手の陽明大腸経
筋肉:長・短撓側手根伸筋
血管:撓側側副動・静脈

探し方:肘を軽く曲げたシワの外側端、陥凹部

足三里:あしさんり

胃腸のトラブルでは必ず使用される優秀なツボです。
足の疲れにも使われます。
松尾芭蕉がこのツボにお灸をしながら『奥の細道』を旅したというエピソード付きです☆

経絡:足の陽明胃経
筋肉:前脛骨筋、長趾伸筋、後脛骨筋
血管:前脛骨動・静脈

探し方:膝小僧の外側のくぼみから下に指3本分(2寸)

まとめ

いかがでしたか?
発疹も体質があるんですよ。
熱感があるかゆみの時は水で濡らしたり、冷たいもので冷やすとかゆみも緩和されますよ。

私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

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