【低血圧】頭重感、疲労感|不定愁訴の原因?意外と知らない低血圧|おススメのツボ
こんにちは!鍼灸師のMIYUです!
今回は『低血圧』についてお話します。
「低血圧ってなんだっけ?」
「最近血圧が気になる。」
という方に、もう一度おさらいしておきましょう。
また、低血圧の方におすすめの全身調整をお手伝いをしてくれるツボも紹介します。
今回の流れは↓
- 低血圧のおさらい
- 注意が必要な場合
- 最も一般的な『本態性低血圧』の説明
- おススメのツボ紹介
なお、『高血圧』の方はこちらの記事をご覧ください↓
目次
- ○ 『低血圧』とは?
- ・注意が必要なもの
- ○ 『本態性低血圧症』について
- ○ 愁訴別おススメのツボ
- ○ 頭痛のツボ
- ・和髎:わりょう
- ○ 肩こりのツボ
- ・完骨:かんこつ
- ・天柱:てんちゅう
- ○ 食欲不振のツボ
- ・脾兪:ひゆ
- ○ まとめ
『低血圧』とは?
血圧に関するWHOの専門委員会の判断基準では、
血圧が140/90未満のものが正常
持続的に110~100/70~60以下の血圧を示すものが低血圧症と言います。
〈現代医学的な考え方〉
高血圧症と同様、「本態性低血圧症」と種々の基礎疾患をもとにして低血圧を生じる「症候性低血圧」に分けられます。
画像引用:血圧の基礎知識 Q&A|タニタ
注意が必要なもの
発熱、貧血をはじめ重篤な基礎疾患を疑わせる症状があるもの
→症候性低血圧症
『本態性低血圧症』について
〈病態〉
原因は不明です。
体質的なもので、病的な意義は少ないと考えられています。
ただし、本症を持つものに多彩な愁訴を持つものが多いです。
しかし、低血圧と症状の因果関係は明白ではありません。
〈症状〉
血圧が低い以外に
・何の症状もないものから
・倦怠感
・肩こり
・頭重感
・耳鳴り
・立ち眩み
・胃部の不快感
・食欲不振
・便秘
など多彩な症状を訴えるものまで様々です。
次にセルフケアで使えるツボを紹介します。
愁訴別おススメのツボ
〈アプローチ〉
愁訴を持つものが対象になります。
愁訴を軽減させ、日常生活を快適に過ごせることを目標に鍼灸を施します。
治療は患者様のもつ問題に応じて決めます。
セルフケアで使える頭痛・肩こり・食欲不振に効果があるツボを紹介します。
そのツボに指圧(3秒押す→離す×5回)や温熱を行ってください。
頭痛のツボ
和髎:わりょう
「和」とは、調和することを意味し、聴力にも影響を与える。
経穴:手の少陽三焦経
筋肉:前耳介筋
血管:浅側頭動・静脈
探し方:もみあげの後ろ、耳介の付け根の前方、少しくぼんでいるところ。
肩こりのツボ
完骨:かんこつ
耳の後ろの頭の付け根を触ったまま、首を左右に動かすと盛り上がってくるのが乳様突起です。
頭痛にもアプローチ出来ます。
経絡:足の少陽胆経
筋肉:後頭筋
血管:後耳介動・静脈
探し方:乳様突起基底部の後下方陥凹部。
天柱:てんちゅう
首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈(顔面や皮膚を栄養する)
探し方:頭の付け根で、頭半棘筋の外縁。
風池といっしょにマッサージしてあげましょう
食欲不振のツボ
脾兪:ひゆ
消化吸収や、栄養を全身に送る調節を司る「脾経」の治療穴。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋
血管:肋間動脈
探し方:第11胸椎棘突起下縁、後正中線の外方1.5寸
まとめ
いかがでしたか?
私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
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ではまた!
(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社