【タイプ別肩こり】長時間同じ姿勢・生理前のイライラは『気滞血瘀』|ツボ
今回は、『肩こり』について東洋医学的な考え方からアプローチしたいと思います!
現代医学的肩こりはこちら↓
「肝血虚」タイプの方はこちら↓
特に今回は、「気滞血瘀」体質の方にフォーカスします。
では、行きましょう!
目次
- ○ あなたの『肩こり』タイプは?
- ・風寒の邪
- ・肝陽の亢進
- ・肝血の不足
- ・寒飲によるもの
- ・気滞血瘀
- ○ 『気滞血瘀』による肩こり
- ・原因
- ・他の症状
- ○ おすすめのツボ
- ・至陽:しよう
- ・肩井:けんせい
- ・膈兪:かくゆ
- ・陽陵泉:ようりょうせん
- ・太衝:たいしょう
- ○ まとめ
あなたの『肩こり』タイプは?
東洋医学の考えでは、『肩こり』には5つのタイプが考えられます。
あなたはどのタイプか、チェックしてみてくださいね☆
風寒の邪
□風邪をひきやすい
□寒がり
□悪寒がする
風寒の邪が太陽、陽明経に侵襲し、免疫力が下がる。
肝陽の亢進
□高血圧
□めまい
□目の充血
□顔のほてり
陰虚のため肝陽が亢進し、気が頭頚部に集まると肩こりが起こる。
肝血の不足
□眼精疲労や目の渇き
□めまい
□動機
眼精疲労や病後、産後により血虚となり、頸肩部がうまく栄養されず拘急すると肩こりが起きる。
寒飲によるもの
□胸が苦しい
□喘息
□めまい
□軽度の浮腫
日頃から胸郭部に寒飲が停滞していて、そのために胸部の陽気がうまく動かないと背部の重圧感が頸肩まで波及する。
気滞血瘀
□胸が苦しい、痛い
□よくため息をつく
□月経不順
□月経前に情緒の変化
情志の失調などにより肝の流れが悪くなり、肩部の血行が悪くなると起きる。
また、長時間の不良姿勢や外傷により肩部局所に気滞血瘀が生じて起きるものもある。
今回のピックアップ
以上5種類のうち、あなたに当てはまるものはありましたか?
これから
『気滞血瘀』について深堀します。
『気滞血瘀』による肩こり
原因
肝の流れの失調により局所の気の巡りが悪くなると、その部位の血行も悪くなり、経絡が滞ると肩こりが生じる。
他の症状
・胸が苦しい、痛い
・よくため息をつく、気分がふさぐ
・怒りっぽい、イライラする
・月経不順
気滞の改善をはかり、血行も良くする。
おすすめのツボ
至陽:しよう
横隔膜の高さにあると言われています。
経絡:督脈
筋肉:僧帽筋、脊柱起立筋、棘上靭帯
血管:肋間動脈
探し方:後正中線上、第7胸椎棘突起下方の陥凹部。肩甲骨の下角の高さにも位置する。
肩井:けんせい
このツボも、肩こり関連には万能のツボです!
経絡:足の少陽胆経
筋肉:僧帽筋、棘上筋(肩関節外転)
血管:頸横動・静脈
探し方:第7頸椎棘突起と肩峰を結んだ線の中点
棘上筋を軽くつまんで筋膜リリースしてあげてもGoodです☆
膈兪:かくゆ
血の気が集まるスポット。
血の病や血のめぐりを良くすることに効果的。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋
血管:肋間動脈
探し方:第7胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸。至陽の隣
陽陵泉:ようりょうせん
物事を考えたり、決断することに関わる経絡のツボです。
経絡:足の少陽胆経
探し方:腓骨頭前下方の陥凹部。
軽く指圧をしてあげると気持ちいです。
太衝:たいしょう
肝臓や筋肉、眼を司る「肝経」のツボです。
足先に流れる足背動脈という血管に触れやすいツボなので、ここをピンポイントで温めると
足先全体に効いていきます。
探し方:足の甲の、親指と人差し指の間で体感の方に擦り上げて骨にぶつかるところ
お灸をすると足先まで温まります。
まとめ
いかがでしたか?
気滞血瘀の方は天気や気圧の影響も受けやすいです。
鬱々しそうになったら、ストレスを発散させる方法を自分なりにあみ出しておくといいですね!
では、また!