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【不眠】眠れない!そんな時は肩回りツボ|鍼灸師が解説

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回のテーマは「不眠」についてお話します。

不定愁訴のひとつで、ストレス社会に生きている人ならだれでも経験があると思います。

「病気なわけじゃないし、そのうち治るよね。」

と思っているあなた!

眠るということは、疲労した筋肉を修復し、古いものと新しいものを取り換え、血を作り、ホルモンバランスを整えて、明日も元気に働けるようにするための大事なメンテナンス時間です。

なので、「眠れないこと」を放置することは身体という車の傷を放置するのと同じです。
小さな傷を積み重ねれば、いつか大きな傷となって動けなくなります。

メンテナンスといってもお金をかけて外部でやるものではなく、はじめから人の身体には自己治癒力が備わっています。

その力を発揮するためにあなたの『眠れない』という悩みがすこしでも解消されたら幸いです。

では、始めていきましょう♪

目次

『不眠』とは?

不眠について現代医学の考え方からご説明します。

まず不眠は2種類に分類されます。
①機会性不眠…騒音などの外界からの刺激や日常生活の乱れなどによるもの。
②症候性不眠…痛みなど睡眠を阻害する要素を持つ身体疾患や精神病、神経症に起因するもの。

不眠症状の型としては入眠障害、早朝覚醒、熟眠障害、全く眠れないなどがあります。

注意が必要なもの

●精神分裂病
→執着傾向や脅迫症状など異常な精神状態のみられるもの

●うつ病
→早朝に眼が覚めてしまう、無気力などの症状がある

心当たりがある方はもう少し深く考えた方がいいです。
次は鍼灸治療の対応となる『機会性不眠』について深堀したいと思います。

機会性不眠について

〈原因〉
外界の刺激や生活習慣の乱れ、一過性の精神的緊張などによって正常な睡眠が妨げられたり、睡眠リズムがくずれたりするものです。
多くは原因がなくなれば症状は改善されますが、臨床的に問題になるのは、不眠による精神的興奮の持続、自律神経の乱れなどの悪循環により症状が固着傾向になるものです。
下に神経症性不眠についてのブログを載せます。

〈症状〉
・入眠障害
・早朝覚醒
・熟眠障害
・まったく眠れない

などがみられます。
次にアプローチ方法や、セルフケアに使えるツボを紹介します。

おススメのツボ

〈アプローチ〉
精神的興奮を鎮静させ、さらに全身調整をはかり悪循環を断ち切ります。
セルフケアでは、肩回りの筋肉をほぐしてください。なぜなら、このタイプの不眠の方は肩に力が入ることで気の流れが頭部に溜まってしまい自律神経の乱れを起こしているからです。
肩をまわしたり、ストレッチをするようにしましょう。

天柱:てんちゅう

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈(顔面や皮膚を栄養する)

探し方:頭の付け根で、頭半棘筋の外縁。

風池:ふうち

天柱同様、よく使われるツボです。

経絡:足の少陽胆経
筋肉:胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈、椎骨動・静脈(脳を栄養する)

探し方:頭の付け根で、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部との間の陥凹部

天柱・風池は見つけるのが難しいときは、頭の付け根をマッサージしてあげましょう。

肩井:けんせい

このツボも、肩こり関連には万能のツボです!

経絡:足の少陽胆経
筋肉:僧帽筋、棘上筋(肩関節外転)
血管:頸横動・静脈

探し方:第7頸椎棘突起と肩峰を結んだ線の中点

棘上筋を軽くつまんで筋膜リリースしてあげてもGoodです☆

まとめ

いかがでしたか?

私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

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