ブログ

Blog

【高血圧】注意が必要な高血圧|全身の調整に使えるツボ3選

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回は『高血圧』についてお話します。

「高血圧ってなんだっけ?」

「最近血圧が気になる。」

という方に、もう一度おさらいしておきましょう。

また、高血圧の方におすすめの全身調整をお手伝いをしてくれるツボも紹介します。

今回の流れは↓

  1. 高血圧のおさらい
  2. 注意が必要な場合
  3. 最も一般的な『本態性高血圧』の説明
  4. おススメのツボ紹介
では、始めていきましょう♪

目次

『高血圧』とは

血圧に関するWHOの専門委員会の判断基準では、
・血圧が140/90未満のものが正常
・血圧が160/95以上が高血圧とされています。
そして、持続的な高血圧を示すものが高血圧症と呼ばれます。

〈現代医学的な考え方〉
高血圧症は、原因不明の本態性高血圧と腎、内分泌疾患などの種々の基礎疾患を元にして高血圧を生じる症候性高血圧に分けられます。また本態性高血圧症の進行例は、障害される臓器に応じて高血圧脳疾患、高血圧性心疾患、高血圧性腎疾患と呼ばれることがあります。


画像引用:血圧の基礎知識 Q&A|タニタ

注意が必要なもの

【症候性高血圧】
①腎疾患の既往のあるもの
→腎性高血圧

②満月様顔貌、周期性の四肢麻痺、発作性高血圧などの症状のあるもの
→内分泌性高血圧

③血圧値が左右の上肢で異なっているもの。下肢で血圧値の低下を見る、腹部に血管雑音があるなどの症状を呈するもの
→心臓、血管性高血圧

【本態性高血圧】
①動悸、息切れ、浮腫などを伴うもの
→高血圧性心疾患

②頭痛、めまい、耳鳴り、四肢のしびれ感、、不眠、悪心を伴うもの
→高血圧性脳疾患

③夜間多尿、蛋白尿、浮腫、視力障害、食欲不振症状のあるもの
→高血圧性腎疾患

次に【本態性高血圧】について詳しくお話します。

本態性高血圧について

鍼灸の適応となるのは、本態性高血圧(上記以外)です。
そのことについて詳しく説明します。

〈病態〉
遺伝、心理的因子、食事環境など様々な発症要因が考えられていますが、要因は不明です。
しかし、臨床的に問題になるのは、高血圧の持続が脳、心、腎などの重要な臓器に及ぼす障害です。

〈症状〉
血圧測定による高血圧以外、何の自覚障害も訴えないものから、肩こりをはじめ耳鳴りや不眠(脳症状)、動悸や息切れ(心臓症状)、夜間尿(腎症状)を持つものまで、症状は多彩です。

〈所見〉
血圧測定による高血圧所見のほか、重症度に応じて胸部長打診の異常所見や、尿蛋白の陽性所見が得られます。

次にセルフケアで全身調節をサポートするツボを紹介します。

全身調整のツボ

〈アプローチ〉
血圧の安定はもとより、つねに常に全身の調節をはかり脳卒中や臓器障害の進行を予防します。
セルフケアでは、紹介するツボの対して指圧(3秒押す→離す×5回)や軽いストレッチを行ってください。

天柱:てんちゅう

首肩回りの大きな筋肉と顔面や目を栄養する重要な血管にもアプローチが出来ます。
風池も一緒に指圧しましょう。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、頭半棘筋
血管:後頭動・静脈(顔面や皮膚を栄養する)

探し方:頭の付け根で、頭半棘筋の外縁。

心兪:しんゆ

精神を司る「心経」の治療穴。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、脊柱起立筋
血管:肋骨動脈

探し方:第5胸椎棘突起下縁、後正中線の外方1.5寸

腎兪:じんゆ

人体の生命活動や全身の水分調整を司る腎経の主治穴です。

経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:脊柱起立筋、広背筋腱膜、腰背腱膜
血管:腰動脈

探し方:第2腰椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸

まとめ

いかがでしたか?


私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ