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【胸痛】笑うとあばらが痛くて悶絶!|突然あばらが痛む『肋間神経痛』

こんにちは!鍼灸師のMIYUです!

今回は『胸痛』についてお話します。

 

こんなお悩みないですか?

「朝起き上がるとき、お腹に筋肉痛のような激痛が起こりました。」

「笑うとあばらが痛くて悶絶します。」

「特にぶつけた訳でもないのに、あばら骨が内臓に突き刺さるような痛みがあります。」

この症状はおそらく『肋間神経痛』の可能性が高いです。

 

もちろん勝手な断定はできませんが、こうゆうものがあることを知ってください。

そして、肋間神経痛は鍼灸治療の得意分野です!

 

実は私も、まだ鍼灸学生だった頃に肋間神経痛になりました。

その頃は、若さゆえにしっかりと治療しなかったので自然に治るまで3ケ月くらいかかりました。
その後、鍼灸師になって現場に入ってから鍼灸療法が効くことを知りました。

実際私が治療した患者様は3~5回(約1~2週間)で痛みがなくなる所を見ると、改めて鍼灸ってすごいなと思います。
自分もあの時、行っておけば良かったなぁと思います。

余談はさておき早速、説明に入ります。
その前に、注意してほしい症状からおさらいします。

目次

胸痛とは

胸部の痛みを胸痛と総称しますが、胸壁、末梢神経、心血管系、呼吸器、食道、腹部臓器などの痛みや、心因性の痛みなど、原因は様々あります。

注意が必要なもの

〈こんな症状に気を付けて下さい〉

①狭心症、心筋梗塞の疑い
□胸骨裏面の絞められているような感覚
□左胸部から左上肢にかけての放散痛


②異常な胸痛
□持続する強い胸痛または悪心
□呼吸困難
□脱力感
□失神を伴う

鎖骨上窩リンパ節の腫脹があり、咳、痰などを伴う場合は悪性腫瘍の可能性もあります。
上記の項目に当てはまる方はすぐにお近くの病院へ行きましょう。

では本題です。

『特発性肋間神経痛』

鍼灸治療が適応となるものをまとめます。
・特発性肋間神経痛
・帯状疱疹に伴う胸痛
・胸部の手術後の疼痛

なども鍼灸治療により改善がみられます。

どんなもの?

〈病態〉
原因が明らかではなく肋間神経痛領域に痛みが出現するものをいいます。

〈症状〉
多くは左側の第5~9肋間に疼痛が突然発症し、呼吸や、会話などの胸郭運動により痛みが増強します。

〈特徴〉
①痛みが肋間神経の経路と分布領域に一致する
②特有の圧痛点が存在することが多い
③痛み以外の神経学的所見がない

ちなみに、痛みが出たら整形外科に行くと思いますが、神経の症状なのでレントゲンを撮っても何も異常がありません。
処置は、安静を指示され、シップと痛み止めを処方されます。
「痛みで仕事にならない!」
「勉強に集中できない!」
という方は痛み止めはもらっておきましょう。

鍼灸治療

〈アプローチ〉
鎮痛を目的に当該神経の近く領域での痛み部位(圧痛点)を参考に治療点を選択します。

当院では、背部の脊柱際(筋肉が分厚く大きいところ)に鍼を刺入しますが、脇や胸骨部位では気胸のリスクを避けるためお灸を使って行います。
肩・背部・腰部につながる筋肉のコリが原因なので、上半身の手技治療もメインに行います。

店舗型の治療院ですとパルスをかけるところもあります。

まとめ

いかがでしたか?
肋間神経痛は地味に痛くて、精神的にも苦痛ですよね。
いつ治るの?と不安になりますよね。

経験者としてお気持ちはすごくよくわかります。
でも、絶対治るので安心してください。
今すぐ何とかしたいという方はお近くの鍼灸院に相談してみてくださいね☆

私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
ご予約の方はLINEからですとご案内がスムーズです!
(ページ下にあります)

ではまた!

(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社

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