【喘息】息をするとヒューヒュー、ゼーゼー音がする|注意する症状|気管支喘息のツボ
こんにちは!鍼灸師のMIYUです!
今回のテーマは『喘息』についてお話します。
「喘息は子供やお年寄りに多いイメージだから自分には関係ない。」
と思うかもしれませんが、風邪をこじらせたり長引く咳症状は喘息の一種かもしれません。
なので喘息症状の注意するチェックポイントをまとめてみました!
今回の構成はこんな感じです。↓
- 注意が必要な喘息に伴う症状
- 鍼灸が適応となる『気管支喘息』
- 『喘息』におススメのツボ3つ紹介
目次
『喘息』とは?
〈現代医学的な考え方〉
喘鳴とは呼吸に際して、気道から発するゼーゼーとかヒューヒューとかの音で、気道の一部に狭窄あるいは不完全閉塞がある場合の雑音です。
また、喘鳴を伴う発作性の呼吸困難を伴う症候群を喘鳴とします。
注意が必要なもの
〈こんな症状には注意してください〉
①
・体を動かしたときの呼吸困難
・高血圧
・冠動脈疾患などの心疾患
・呼吸こんなの発作は夜間が多い
→心臓喘息の疑い
②
・息切れ
・痰喀出
→肺気腫、慢性気管支炎の疑い
③
・呼吸時の喘鳴
・嗄声
→咽頭の病変
④
・発熱
・濃性痰
・呼吸困難の増悪
→感染など
⑤
・呼吸困難が強く、横向きに寝られない
・会話や飲食などの日常生活が困難な程度の発作
→症状が重い喘息
※心臓喘息では肺うっ血のため、肺野の打診で広範囲に濁音が認められ、聴診では湿性ラ音が聞かれます。
心当たりがある方は、すぐ病院へ行きましょう。
次に気管支喘息について詳しく説明します。
『気管支喘息』について
まず、鍼灸治療の主な対象になるのは気管支喘息ですが、発作の程度、頻度により注意が必要です。
~気管支喘息~
〈病態〉
気管及び気管支が種々の刺激に対してその反応が高まった状態で、気道系の広範な狭窄によって特徴づけられます。
狭窄は自然にまたは治療により改善します。
〈症状〉
・喘鳴を伴う発作性の呼吸困難で、吸気より呼気時の呼吸困難が著明に出ます。
・呼吸の吐くときが長くなり、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)が強く出ます。
・呼吸困難は労作とは関係なく発作的に起こり、発作は真夜中から明け方に多く、ひどくなると起坐呼吸(座っていないと呼吸ができない)を呈します。
・痰は通常少量、粘り気があって切れにくく、咳を伴うこともあります。
・家族歴、既往歴にアレルギー疾患を認めることが多いです。
おススメのツボ
〈アプローチ〉
自律神経を調節し、気道の過敏性を抑制し、発作の軽減、・予防、その他の症状の改善をはかります。
セルフケアでは、紹介する背中と胸のツボ周辺を温めてください。
天突:てんとつ
気道に近い所にあります。
経絡:任脈
筋肉:胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋
血管:下甲状腺動・静脈
探し方:左右の鎖骨内端の中央陥凹部
肺兪:はいゆ
ひとつ上に風邪が侵入してくると言われるツボ「風門」があります。
肩のこわばりや悪寒の時はこのあたり一帯を温めるといいです。
お仕事中はホッカイロを貼っておきましょう。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、大・小菱形筋
血管:肋間動脈
探し方:第3胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸
膈兪:かくゆ
血の気が集まるスポット。
血の病や血のめぐりを良くすることに効果的です。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋
血管:肋間動脈
探し方:第7胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸。
まとめ
いかがでしたか?
私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
お手伝いできることがあればご連絡ください。
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ではまた!
(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社