【食欲不振】ストレスで食欲がない方におススメのツボ3選|注意する食欲低下
こんにちは!鍼灸師のMIYUです!
今回のテーマは『食欲不振』についてお話します。
「最近食欲がないな…。」
「普通に食べていた量が全然食べれなくなった。」
こういった方に食欲不振の機序と注意が必要な場合もあるのでそれもまとめました!
今回の構成はこんな感じです。↓
- 注意が必要な『食欲不振』症状
- 鍼灸が適用となる『胃神経症』
- 胃のサポートをするツボ3つ紹介
目次
- ○ 『食欲不振』とは?
- ・注意が必要なもの
- ○ 『胃神経症』について
- ○ 胃をサポートするツボ
- ・中脘:ちゅうかん
- ・脾兪:ひゆ
- ・膈兪:かくゆ
- ○ まとめ
『食欲不振』とは?
〈現代医学的な考え方〉
特定の食物だけでなく、すべての食べ物を食べる意欲のわかない状態をいいます。原因疾患としては、第一に消化器疾患が疑われいますが、感染症、内分泌疾患、腎疾患、心疾患の主訴となる場合もあります。
脳腫瘍など脳圧亢進症状の一症状としても出現します。
精神・心理的因子の影響も大きく、それだけで強い食欲不振がおこるケースもあります。
このほか、見落とされやすいものに薬物摂取があります。
注意が必要なもの
〈こんな症状には注意してください〉
①発熱を伴う場合
→急性または慢性感染症
②頑固な食欲不振と強い痩せがみられる場合
→胃癌、膵癌、神経性食思不振症
③頭重や悪心が強く、徐脈がみられる場合
→脳腫瘍
④食欲以外に諸種の内臓疾患や内分泌疾患の存在を疑わせる症状や既往がある場合
⑤異常な神経状態がみられる場合
→精神分裂病、うつ病、薬物中毒
上記の症状に心当たりがある方は注意してください。
次に胃神経症についてお話します。
『胃神経症』について
〈病態〉
心理的な要因によって各臓器に特有な症状を現したり、訴えたりする器官神経症の1つです。
心身相関機序が働いている心身症の一種であると考えられていますが、ものによっては神経症傾向の強いものもあります。
〈主な症状〉
・悪心
・嘔吐
・胃の膨満感
・食欲不振
・上腹部痛
などが起こります。
次に胃のサポートをするツボを紹介します。
胃をサポートするツボ
〈胃神経症のアプローチ〉
①背部や腹部に鍼灸を加えることにより、胃の動きを活発にする。
②精神を鎮静させる。
この目的で鍼灸治療を行います。
セルフケアでは、背中のツボは温め、お腹のツボは指圧(3秒押す→離す)を行ってください。
中脘:ちゅうかん
胃腸の症状(食後の膨満感、胃炎、胃下垂、便通異常など)や、ストレス性の症状に多く使われるツボ。
経絡:任脈
血管:上腹壁動・静脈
探し方:お腹、前正中線上、臍中央の外方4寸
脾兪:ひゆ
消化吸収や、栄養を全身に送る調節を司る「脾経」の治療穴。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋
血管:肋間動脈
探し方:第11胸椎棘突起下縁、後正中線の外方1.5寸
膈兪:かくゆ
血の気が集まるスポット。
血の病や血のめぐりを良くすることに効果的です。
経絡:足の太陽膀胱経
筋肉:僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋
血管:肋間動脈
探し方:第7胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸。至陽の隣消化吸収や、栄養を全身に送る調節を
まとめ
いかがでしたか?
私は【女性専門・出張鍼灸】で千葉県・東京都内中心に活動しております。
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ではまた!
(参考文献)
東洋医学臨床論〈はりきゅう編〉 医道の日本社